大震災


2011年3月11日の大津波被害(宮城県石巻から牡鹿半島南端鮎川まで)を同年五月後半に撮影したものです。


道路は完全にガレキの撤去が終わっていますが、周囲はまだまだ片付いていません。


牡鹿半島の村 ここも道路だけは片付けが終わっています。コンクリートの建物は残っていますが、木造の家々はガレキになっています。


津波により、窓や入口部分が打ち抜かれています。このような建物は多く見かけました。


奥の建物は残っていますが、手前に並んでいたと思われる家々は、基礎を残して壊滅しています。



船が陸に打ち上げられてます。所々に基礎のコンクリートが見えることから、この場所には家々が立ち並んでいたことが分かります。


流されてきた大屋根です。漁村のためでしょうか、浮き球やプラスチック容器が目につきます。


人はほとんど見かけませんでした。もはや個人の力だけでは復旧の見込みがないためでしょうか。



唯一見かけたのは、自衛隊の車と隊員たちでした。


ここもコンクリートの建物を除いて、壊滅状態です。津波により三階まで破壊されている様子が分かります。

こんな場所もありました。

港のヨットは一応無事でした。しかし防波堤に上がったヨットもあります。[青海]の左舷には隣のヨットのスタンション(手すりの柱)が刺さり、船底にはカギ状の亀裂が入り、水漏れしていました。 多くのヨットの船体が傷つき、ステンレスの手すりが曲がっています。マストの折れた艇もありました。


港内には、さまざまな物が浮いていて危険です。この冷蔵庫は、手漕ぎボートで引っ張り、漁港の斜面まで運びました。


以上です。